こんにちは!
和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
主宰 上杉惠理子 です。
先日、お友達のお見舞いで
コーヒー片手にのんびり
群馬県太田まで行ってきました♪
きもののお買い物って
とっても難しい。
特に値段。
洋服と比べたら
かなり高い買い物だし
相場はわかりにくいし
他店と比較することも難しい。
反物を見たときは安いかも!?と
思ってもお仕立て代など
いろいろ入れたら高くなったとか。
そんな、きものの値段について
じっくり書いてみました。
▼▼
そんな
きものや帯のお買い物には
値段以外に、
自分の基準を持つこと
がとっても大事だと思っています。
私は自分の基準を持っています。
それがこちら。
お買い物の流儀 五箇条
其の一,
ひとつのお店に頼らない
其の二,
合わせたいきものや帯は、
遠慮なく持って行く
其の三,
サイズには徹底してこだわる
其の四,
取り置きは1回まで
其の五,
アタマで買わない
どゆこと!?
と思われる項目もあると思います。
これをお読みのあなたの基準作りに
お役に立つかと思いますので
順番にお話させていただきますね^^
其の一, ひとつのお店に頼らない
母や祖母の時代は
おつきあいのある呉服屋さんが
決まっていて
お家まで来てくれることが
結構あったんですよね。
反物を持ってきてくれたり
お手入れを頼めたり
とっても楽ちんでしたが、
一方で、その呉服屋さんの
お取り扱いの商品の中でしか
選べなかったわけです。
今の時代、
きものの世界にも
新しい個性的なお店が
増えています。
一つのお店に頼らず
いろいろなお店に足を運び
小物ひとつだけでも購入し
取り入れていくと
着こなしの幅がぐわっと広がります^^
お店ごとの担当さんによって
ご意見も違ったりしますが
それも勉強。
いろいろお店に行ってみることで
相場もわかってきます。
ひとつのお店に頼らない。
これが私の鉄則です。
其の二, 合わせたいきものや帯は、遠慮なく持って行く
ゆずっていただくのではなく
自分でお金を払って購入する場合は
新品はもちろん
リサイクルであっても
徹底的にこだわります。
そのこだわりポイントが
自分の手持ちのきものや帯と
着回しが効くか と
サイズ です。
「このきもの、
いつも同じ帯との
コーデになっちゃうなぁ」
というときは、そのきものを持って
お店に帯選びにいきます。
そしてお店で
「合わせたいきものを
持ってきたんですけど」
と言って風呂敷広げて
きものの上に実際に帯をのせて
探していきます。
これは!!
と思えるものが出たら
試着スペースで
持ってきたきものを着せてもらって
帯を合わせてもらいます。
帯締めや帯揚げなど
小物も借りて
イメージを膨らませます。
それでやっぱり納得できなかったら
絶対に無理せず
「もうちょっと考えます」
「本当にありがとうございます」
とお礼を言って帰ってくる。
それでいいんです。
お店の方も
「これに合うものを探している」と
リアルにモノがあったほうが
具体的に提案ができるので
喜んでくれるはずです^^
其の三, サイズには徹底してこだわる
サイズは着付けのしやすさ、
すっきりした着姿に影響するので
むちゃくちゃこだわります。
きものをお仕立ての場合
私はマイサイズが
もう決まっています。
生徒さんには
一枚目を探すときは
コンサルで私がご一緒しますし
二枚目以降の場合は手持ちの中で
一番着やすいきものを持って行って
それを基準に相談するよう伝えています。
帯のサイズも大事。
リサイクルの帯って
長さがまちまちなのです〜〜!
名古屋帯なら基本は360cmですが
320cmしかないこともあるし、
体型によっては360cmでは
足りない方もいます。
リサイクルの帯は
長さが記載されていないことが多いので
メジャーをお店でお借りして
その場で私、測ります。
仕立てる場合も
仕立上りの長さを確認します。
新品のお仕立ての帯は
ちゃんとこちらから言わないと
長ーく仕立てられてしまうことがあり
結びにくいったらありゃしない!!笑
私なら360〜370センチ以内。
買うなら、
サイズは徹底的にこだわる。
これも大事にしています^^
其の四, 取り置きは1回まで
買うか買わないか
決めるタイミングのことです。
比較的高額な
良いきものを扱う専門店で
こちらが迷っていると
「お考えになる間
お取り置きしましょうか」
と言ってくださることがあります。
本気で考えたいなら
取り置いていただくこともします。
一回その場を離れて
冷静になってから決めることは
とっても大事だから。
だけど、1回まで。
そして取り置きするときは
いつまで、と
お店の方と決めておきます。
取り置きは
自分のために
他のお客様にご紹介せずに
待ってくださる
ということですから
二回目は買うか、買わないか
はっきり伝えます。
きものや帯を購入するとき
「嫁入り」に例えて
表現することがあります。
きものや帯を買うときに
「お嫁にいただきます」
「連れて帰ります」
と言ったり。
「私の元に嫁入りしたきもの」
と言ったり。
お店の方にも
「**様にお買上げいただいた帯」
ではなく
「**様とご縁をいただいた帯」
とおっしゃる方がいらして
素敵な表現だなぁと思います。
なので、買わないと決めた時も
「お取り置きいただいた
きものですが、
いろいろ考えまして
購入しないことにいたしました。
別の方と良いご縁があります様に」
…とお伝えしたりします。
リサイクル店や比較的カジュアルなお店で
取り置きいただくときは
取り置き期限の日時を決めておきます。
今日の二時間後、とか。
それまでにこちらが
来店するか電話するかしなければ
棚に戻していただくようにします。
お互い連絡しなくて済むので
楽ちんですよね。
買うのか買わないのか
自分で決める。
この決断を重ねていくことが
お買い物センスを
磨いていくのだと思います。
其の五, アタマで買わない
どういうこと?と
思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まず、アタマで買うとは
例えば どういうことかというと…
値段が
今が一番安いと言われたから
実際に安いと思ったから
今後手に入らない
限定の品だと言われたから
きものを着る人なら
持っておくべきだと言われたから
(「きものファンの憧れの**織/**染め」
とか言われるんですよ)
欲しいか似合うのか
わからないけれど
むちゃくちゃすすめられたから
…と、いろんな理由を
アタマで考えて
アタマに納得させて買うこと。
私が大事にするのは
もっと感覚的。
手持ちのものと合わせて
あんなコーデも
こんなコーデもできる♪
とどんどんイメージが湧いて楽しい!!
これを着て
あそこにも行こう、
あの人に会いに行こう
とさらにイメージが湧く!!
(既製品だけど)
これは私のために
作ってくれたものだーー!
と思うほど自分のコンセプトに合って
むちゃくちゃ嬉しい!!
自分の装いの幅が広がる
とわかってワクワクする!!
見た瞬間にときめく!!
ニヤニヤが止まらない!!
ちょっと考えます、
とお店を出た後もずーっとルンルンして
「今日、こんな素敵なコと
出会っちゃったんだよね。
ああぁあ、どうしよう!!」
…と、誰かに話さずにいられない。
夢に見る…!!!
…そんな状態になってから
予算と相談です笑
どんなに手の込んだ
高級品であっても、
どんなに美しく素晴らしい
文様や絵柄であっても、
そのクオリティの良さと
自分の心が動くかどうか
は別問題だから。
「とっても良いものですよ」
とか言われて、心が動かなくても
「私、見る目がないのかな…」
と思う必要もないんですね。
洋服はちょっと失敗したら
また次のシーズンに
買い直せばいいかもしれない。
ですが、きものや帯は
とっても長く持ちます。
一生ものの付き合いになります。
愛着を持って大事に着ていると
その自信も人柄も
装いを通じて伝わります。
だから私にとって
買い物の「失敗」は
そのきもの一枚、その帯一本に
愛情を持てないとき。
だからこそ
アタマに納得させて
買わせるようなことはしない。
大好きなものしか入っていない
タンスって本当に幸せです。
ワクワク、ドキドキ
楽しくて豊かな人生に
きものは寄り添ってくれる。
私はそう信じています^^
「私もきものを着てみたい!
だけど最初に何が要るのかな?」と思った方へ
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和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
主宰 上杉惠理子
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