こんにちは!
上杉惠理子です。
梅雨が開けて
本格的な夏がやってくると
毎年着たくなるコーディネートがあります。
絞りの浴衣に、
博多献上の名古屋帯を合わせる。
この絞りの浴衣は
私の母のタンスに30年近く
仕立てられていない状態で眠っていたもので
2016年にやっと仕立てた1枚です。
絞りって
ふわふわ感があって
触り心地がとっても良いのです❤︎
仕立てた後も
ふわふわ感は健在^^
身体にふわふわ柔らかく触れるのが気持ちよくて
浴衣としてさらりと着たいのが絞り。
この半衿を入れない浴衣スタイルに
博多織の献上柄の名古屋帯を合わせる。
え?
夏用の帯じゃなくていいの?
浴衣スタイルに
名古屋帯でいいの?
と思う方もいらっしゃるかもしれません^^
実は献上柄の博多織の名古屋帯は、
一年中 締められて、
浴衣にも合わせられる、
一本持っているととっても便利な帯なのです♪
もう少し丁寧に書くと、
平織りの博多織の帯は
名古屋帯でも一年中、浴衣でも締めてOK♪
夏に締める名古屋帯は
透ける織り方をした夏帯しかダメと理解していたので
博多織の専門店で最初にこのお話を
聞いたときにはびっくりしました。
こちらのサイトでも詳しく
解説してくれているので
リンクを貼っておきますね!
https://allabout.co.jp/gm/gc/442872/
献上博多は
時期を問わずに夏でも締められる
という点でも便利ですが
もともとお侍さんが刀を帯にさしても緩まないと
博多織の帯を愛用したことでもわかるように
締めたら緩まないと言われ
着付けビギナーさんにも本当に締めやすい帯です。
しかも、献上博多は
帯全体にずーっと柄が続いて入っている
「全通(ぜんつう)柄」なので
締めるときに柄の位置を考えなくて良い点も
締めやすさの理由。
献上博多。
一本は持っておくとおすすめです^^
ちなみに私が持っている献上博多は、
献上柄に2016年の干支 申のモチーフが
紛れ込んでいます。
これは博多織の織元で
OKANOさんが毎年出している干支帯。
私が申年生まれなので
お守り帯として2016年にご縁をいただきました。
よーく見ると
独鈷柄に紛れておサルがいる笑
花皿柄に紛れて
バナナも見つかります?^^
Okanoさんの干支帯はユーモアがあって
オーソドックスな献上博多では
ちょっと物足りない…という方に
とってもおすすめです♪
博多織には
紗献上と呼ばれる
夏用の透け感のある帯もあり
そちらの方が軽くて夏はより涼しい。
通年の献上博多は
夏物よりももちろん厚みも重さもありますが
屋内で過ごす分にはそこまで暑さを感じません^^
ちなみに
半幅帯を合わせて 素足に下駄で
「ザ・浴衣」として着るとこんな感じ♪
これも軽くて大好きなコーデなのですが
ちょっとカジュアルすぎるかな
というときもある。
献上博多でお太鼓結びにすると
キュッと気持ちが上がって
絞りの浴衣もレベルアップした
気持ちになります^^
やっぱり きものも浴衣も
帯次第!!
帯の色を変える
帯の素材を変える
帯の締め方を変える
帯の種類を変える
それだけで何年も前に買った浴衣や きものが
生まれ変わります。
新鮮な気持ちで着こなせて
とっても楽しくなりますよ!^^
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和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
上杉 惠理子