こんにちは!
上杉 惠理子です。
私の母の誕生日は
お釈迦さまと同じ4月8日。
毎年この時期は、
家族4人そろって
地元八王子でお食事会をしています。
今年も4月の初めに
お庭が美しい
とうふ屋うかいさんに
行ってきました^^
和裁士だったのに
自分では全く着物を着ない私の母。
このときだけは
着せれば、着てくれます笑
寒くもなく暑くもない
言い訳できない
良い時期ですから(^_−)−☆
母のタンスのなかから
きもの、帯、帯揚げ帯締め…
とコーディネートを選んで
小物関係も全部用意。
今回私が母に選んだのは
柿渋で染めた
ほんのりピンクの紬の着物と
黒地に小花満開の
花ぐるまの帯でした。
このきものは
一年前のお誕生日ディナーでも
着せたお気に入りの一枚ですが
この帯を母に選ぶのは
初めてでした。
塩瀬の黒地にの生地に
車に花の柄を染め
さらに刺繍をたくさん入れた
今見るととても豪華な帯です。
母が前々から
気に入っている帯だとは
知っていたので
母自身に締めてもらおうと
思ったのでした。
これ、20代の時に
買った帯なのよ。
今着るなんて無理よーー!
…と、最初母が
抵抗していましたが笑
帯なら大丈夫^^
きものがシンプルなので
これくらいしっかりと
柄が入っている方が締まります。
この帯はどうしたの?
いつ買ったの?
と着付けながら
聞いてみると…
私が生まれる前
新婚ほやほやの頃
最初に両親が住んだ永福町の
小さな小さなアパート近くの
とある呉服屋さんで
ウインドウにこの帯が
飾ってあったそうです。
素敵だなぁと気に入った母が
父に買ってもらったそうな。
(父、えらい!^^)
ですが、
母は全く締めたことがなく!
(私が既に何度か締めました汗)
約40年月日を経て
やっとこの日、
母が締めたのでした。
そんなストーリーがあったとは
私もびっくり!!
それならもっと早く
着せてあげればよかった!
と思いながら
今回母に着せて、話も聞けて
本当によかったと思いました。
今年17回忌になる父も
喜んでくれただろうなぁ
と思います^^
きものには
ストーリーがあります。
買ったときのこと
前回着たときのこと…
そのストーリーを聞くことは
持ち主である母にとっても
受け継ぐ私にとっても
嬉しいこと。
2018年春に母に着付けたこの帯は
私にとっても特別な帯になり
愛着がグググっと増しました。
手に取り、着ることで
昔のことが鮮明に
思い出されるようです。
きものを着こなすようになったら
お母さんに着せてあげて
一緒にきものデートしてください
と、よく本講座生の
生徒さんにも伝えます。
タンスに眠るきものや帯が
ストーリーとともに
世界に唯一の特別なものになります。
そうして
大事に思っている気持ちは
これからの着こなしに出ますから^^
私も
もっと母ときものを着る機会を作って
もっと話を聞き出したいな、と思っています。
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和装イメージコンサルタント
上杉惠理子