こんにちは！
上杉 恵理子です。
今年の夏こそ
浴衣をたくさん着たい！
と思った方にお役に立てればと
浴衣のキホンをお届けしています。
前回の記事はこちらでした^^
今日のテーマはこちら！
「この浴衣は、
夏きもの としても着られます」
…って、どーゆーこと？
コレ↑↑ は浴衣を選びに行くと
店員さんがよく言うセリフの一つなのですが
「どういうこと？？」
と思う方が多いと思います。
和装関係は専門用語が多いので
お店の方と話していて
「どういう意味？」と思ったら
知らなくて恥ずかしいなど思わずに
その場で質問して大丈夫です！^^
知らないの？という顔をされたら
むしろ、そんなお店では買わない！笑
わからないことはちゃんと聞いて
納得の上で買ってくださいね。
それがきものや浴衣を
愛着を持って楽しむために大事なポイントです。
さて。そもそも
浴衣ときものの違い
は何でしょう？？
浴衣はもともと
平安時代の貴族が蒸し風呂に
入るときに着ていた
湯帷子（ゆかたびら）が起源と言われます。
（当時は蒸し風呂だったのですね^^）
江戸時代になって
日本国内で木綿の生産が始まり、木綿が普及したことで
江戸や大坂などの町人の間に木綿の浴衣が広まります。
特に、浴衣は銭湯での湯上りや
銭湯への行き帰りに着るものでした。
そういう経緯があるので
浴衣はとてもカジュアルなもの。
浴衣は夏の夕方１５時以降に着るものだ！
と、おっしゃる年配の方もいらっしゃいます。
ですが今、浴衣は
どんどん
きものに近づいています。
現代では、
これは浴衣、これはきもの、と
はっきり分けられるモノではなく
浴衣かきものかは
着方のスタイルの違い
と考えてみることを、私は提案しています。
＜浴衣スタイル＞は
浴衣を一枚で着て
半幅帯を気軽に締めて素足に下駄
一方、＜きものスタイル＞は
中に長襦袢（ながじゅばん）を着て
浴衣やきものの内側に半衿を見せます。
そして足元は足袋を履きます。
帯は半幅帯でもOKですが
二筋太鼓のように帯揚げもプラスしたり、
夏の名古屋帯をに変えるとさらにランクアップします。
浴衣に半衿♪ たとえば…
▼▼▼
和創塾の秘書 あややん♪
＜浴衣スタイル＞よりも
＜きものスタイル＞の方が
ランクアップになり、よそ行きになります。
浴衣を夏きものとしても着られる
ということは
浴衣の中に、長襦袢を着て
半衿を見せて
さらに足袋を履くと
きもののように見せることができる
ということなのです。
洋服で例えるなら、
＜浴衣スタイル＞は
Tシャツ＆ジーパンに
素足でビーチサンダルの感覚。
花火大会や夏祭り
地元の商店街をぶらぶらしたり
落語を聞きに行ったり
顔なじみの居酒屋さんで飲んだり…
そんなぴったりの装いになります。
同じ浴衣でも
＜きものスタイル＞で
半衿を見せて足袋を履くと
ワンピースにおしゃれサンダルに
レベルアップします。
そうすると
ちょっとおしゃれなレストランや
美術館・コンサートなど
「浴衣だとカジュアルすぎるかなぁ」
と心配になる場にも
安心して行けます。
注）
とはいっても
浴衣は浴衣なので
結婚式など儀式や大きなイベントには
失礼に当たるので控えましょうね。
＜浴衣スタイル＞として気軽に着て
＜きものスタイル＞としても
幅広いシーンで着るなら
長襦袢を中に１枚足せる涼しい素材で
ザ・浴衣 な柄ではないもの
を選ぶのがオススメです^^
次回は
既製品とお仕立て
何がどう、どれくらい違うの？
をテーマにお届けします！
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
上杉 惠理子
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