こんにちは!
上杉惠理子です。
昨日9月6日から8日までの3日間
東銀座の時事通信ホールで
沖縄の工芸展が開催されています。
毎年開催されていてもう26回目とのことでしたが
私は昨日、初めて行くことができました。
ぜひやりたいなぁ〜
と思っていたのが読谷花織の体験でした。
ちょうど予約ができて
チャレンジできましたーー!わーい!
嬉しい♪♪
読谷花織は
花そのものを描くのではなく
①末広がりで子孫繁栄を願う「オージバナ(扇花)」
②裕福になりますようにと「ジンバナ(銭花)」
③長寿を願う「カジマヤーバナ(風車花)」
(沖縄では97歳で風車を飾るそう)
この3つのパターンを組み合わせながら
浮き織りという技法で織っていきます。
▼上から順に
①オージバナ、②ジンバナ、③カジマヤーバナの紋様
ピアノの足のペダルみたいに
足で板を踏むと縦糸が入れ替わるので
手と足と使いながら織っていきます。
糸を浮かせて織って
柄を出す…ってどういうこと??
と思っていたのがやっとわかりました。
糸の本数を数えて
竹串をさして浮かせます。
なーるーほーどーーー!!!
ほんっとに浮かせて織るのね!!
細い帯なら本当に
焼き鳥で使うこの竹串を使うそうです^^
私が織ったコースターは
太めの木綿糸でしたが
糸の本数を数えて、正確に竹串ですくおうとすると
目がチカチカ……!!
これを細い絹糸で
しかももっと広い幅で
複雑な紋様を織るって…
やってみるとわかる手織りの奥深さ。
両端のミミがジグザグですけど笑
無事に私のジンバナ柄のコースターができました❤︎
他にも
麻の高級織物 宮古上布の
麻糸の手績みの実演や
芭蕉布の糸づくりの実演
三線のお直し相談とか
いろいろ見ることができて
貴重な機会でした。
沖縄にはいろいろな工芸があります。
昨日見ることができた
きものに関わるものだけで
琉球紅型
読谷花織
首里花織
知花花織
与那国織
芭蕉布
宮古上布
八重山上布
ウージ染
こうして一度に見ると
沖縄ってほんとに自然が豊かなんだなと思う。
南国のあたたかさ
太陽のエネルギー
海からの風を受けて
にょきにょき育つ植物たち
苧麻(麻の一種)や
芭蕉(バナナなど)の幹から
糸をつくりだし
シャリンバイやフクギ、ヤマモモ
サトウキビなど
草木染めで様々な色を生み出す。
宮古上布のきもの一反分の
糸をつくるのに半年かかるとか
ものすごく根気のいる手仕事ができるのも
沖縄の自然が豊かで
ひとの心が穏やかだからこそなのかな。
きものづくりは農業だと
誰かが言っていた。
きものを着ることは
その土地その土地の自然と暮らしを
そのままに感じて身にまとうこと。
なんて豊かなんだろう。
沖縄の手仕事の作品を見ているだけで
沖縄の自然の豊かさを感じられた
とても素敵な工芸展でした。
今日と明日も開催されているので
銀座あたりに行かれる予定があれば
ぜひ立ち寄られてみてください^^
和創塾
〜きもので魅せる もうひとりの自分〜
上杉 惠理子
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